宿泊代金踏み倒し、警察とカーチェイス

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18日、三重県鈴鹿市内でホテルの宿泊代金を支払わずに逃走した男が、通報を受けて出動した警察のパトカーとカーチェイスを繰り広げる事件が起きた。男は公務執行妨害の現行犯で逮捕されている。

三重県警・鈴鹿署によると、事件が起きたのは18日の午前10時15分ごろ。鈴鹿市内にあるホテルの従業員から「男が宿泊代金を支払わずにクルマで逃げた」との110番通報が寄せられた。

従業員がクルマのナンバーを控えていたこともあり、警察ではこのナンバーを手配。この結果、市内をパトロールしていた同署の捜査車両(覆面パトカー)の警察官が午前11時ごろにクルマを発見。停止を求めた。

警察官が職務質問を行おうとクルマに近づいたが、男は「警察が相手なら逃げる」と宣言。クルマを急加速させて現場から逃走した。

捜査車両はすぐに追跡を開始。途中からは応援の要請を受けた地域課のパトカー2台もこれに加わった。

男のクルマは約30分間に渡って速度超過や信号無視などを繰り返して逃走。これを阻止しようとしたパトカーに体当たりを試みるなどの抵抗も行った。だが、最終的には三方向から行く手を阻まれ、公務執行妨害の現行犯で逮捕されている。

パトカー数台が小破したが、追跡を行った警官にケガはなく、事件に巻き込まれて損傷した一般車両も無かった。

警察では道路交通法違反や詐欺容疑についても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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