13日、福井県あわら市内の国道で、乗用車が路上駐車していた軽トラックに追突し、このトラックの前で作業をしていた74歳の男性が押し出されたクルマにはねられる事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡している。
福井県警・あわら署によると、事故が起きたのは13日の午前6時25分ごろ。
あわら市舟津付近の国道305号線で、27歳の男が運転する乗用車が道路左側で路上駐車していた軽トラックの右後部に追突した。乗用車が比較的速いスピードで走行していたためか、追突された軽トラックは前方に押し出され、さらには半回転するような状態となった。
軽トラックの前方では、このクルマを所有する74歳の男性が廃品回収の作業を行っていたが、半回転したクルマは男性の体を弾き飛ばし、路上に激しく頭を打ちつけた男性は近くの病院に収容されたが、頭を強打したことが原因で間もなく死亡している。
追突してきた乗用車を運転していた男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しており、警察では業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。男性の死亡確認後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。
現場は緩やかな右カーブで、軽トラックは車道にはみ出さないような状態で路上に駐車されていてた。警察では男のクルマがスピードの出しすぎで曲がりきれず、突っ込んだことが事故の原因とみている。