9日、兵庫県淡路市内の県道で、乗用車が対向車線に逸脱、対向してきたクルマと接触した後、別の対向車と正面衝突する事故が起きた。この事故で正面衝突された側のクルマに乗っていた2人が死亡、双方の4人が重軽傷を負った。
兵庫県警・岩屋署によると、事故が起きたのは9日の午後3時25分ごろ。淡路市岩屋付近の県道で、23歳の男性が運転する乗用車が対向車線側に逸脱して対向車と接触。対向車線へとさらに深く進入し、その後続を走っていた別の軽自動車と正面衝突した。
双方のクルマは衝突の衝撃によって大破。この事故で衝突された側のクルマを運転していた65歳の女性と、助手席に同乗していた73歳の女性が全身を強く打ち、収容先の病院で死亡、シートベルト未着用の状態で後部座席に乗っていた77歳の女性が全身を打撲する重傷を負っている。
また、逸脱側のクルマに乗っていた運転者を含む3人も重傷を負い、病院で手当を受けている。
現場は神戸淡路鳴門自動車道・淡路インターチェンジから約300m北側に進んだところにある片側1車線の緩やかなカーブ。
警察では逸脱側のクルマを運転していた男性の回復を待ち、事故発生の詳しい経緯を聞く方針だが、現状では速度超過を起因としたハンドル操作の誤りである可能性が高いという。