ひき逃げ現場に居合わせたパトカーが追跡、逮捕

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7日、群馬県桐生市内で、赤信号を無視して交差点に進入してきた乗用車が、青信号に従って進行していた別の乗用車と出会い頭に衝突する事故が起きた。

信号無視をしたクルマはそのまま逃走したが、現場に居合わせたパトカーが追跡。運転していた52歳の男を逮捕している。

群馬県警・桐生署によると、事故が起きたのは7日の午後2時40分ごろ。桐生市宮本町1丁目付近の市道交差点で、赤信号を無視して交差点へ進入してきた乗用車と、青信号に従って進行していた36歳女性の運転する乗用車が出会い頭に衝突した。

この事故で青信号側のクルマに乗っていた3人が重軽傷を負ったが、赤信号側のクルマはそのまま現場から走り去った。

しかし、赤信号側のクルマの後方約50mには、たまたま現場付近をパトロールしていた同署のパトカーが走行しており、事故発生を至近距離で目撃。直後に追跡を開始した。

クルマはしばらく逃げ続けたが、約300m先でパトカーが追いついて抑止。運転していた52歳の男を道路交通法違反(信号無視、ひき逃げ)の現行犯で逮捕している。

警察の取り調べに対し、男は「同乗していた母親の調子が悪くなり、早く家に帰りたかった。衝突事故を起こして気が動転した」などと供述している。

男のクルマに同乗していた83歳の母親も打撲などの軽傷を負っており、警察では業務上過失傷害容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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