28日、岡山県倉敷市内の駐車場で、60歳の女性が運転するクルマに男が乗りこみ、刃物を突きつけて現金を出すように脅す事件が起きた。
女性が騒いだため、男は何も奪わぬまま逃走したが、女性は抵抗した際に刃物が手に当たり、全治1週間程度の軽傷を負っている。
岡山県警・倉敷署によると、事件が起きたのは28日の午後8時5分ごろ。
倉敷市寿町付近の駐車場で、60歳と61歳の女性が駐車していた軽自動車に乗りこみ、発進しようとしたところ、このクルマに走り寄ってきた50-60歳代とみられる男が助手席側ドアを開け、女性にカッターナイフのような刃物を突きつけて「カネを出せ」と脅迫した。
女性は大声を上げて抵抗したため、男は何も取らずにその場から逃げ出したが、運転席にいた女性は抵抗しようと手を振りまわした際にカッターナイフの刃が当たり、全治1週間程度の軽傷を負っている。
警察では強盗致傷事件として捜査を開始。逃げた男の行方を追っている。男は身長170cm程度で中肉、白いマスクと帽子を着用して顔を隠していたという。