追突事故を起こしてパニック、さらに事故を起こす

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27日、山形県上山市内の県道で、前走車に追突事故を起こしたクルマが突然バックし、後方に停車していた原付バイクに激突する事故が起きた。バイクを運転していた83歳の男性は後方に停車した別のクルマとの間に挟まれて死亡している。

山形県警・上山署によると、事故が起きたのは27日の午後3時45分ごろ。上山市二日町付近の県道交差点で、信号待ちを行っていた乗用車に後続の軽自動車が追突した。

軽自動車のドライバーは追突したことにパニックを起こしたのか、今度は突然バック。後方に停車していた83歳の男性が運転する原付バイクに衝突した。

軽自動車はそのままバックを続け、男性は直後にいた別のクルマとの間に体を挟まれた。男性は近くの病院に収容されたが間もなく死亡した。死因は外傷性ショックとみられている。

軽自動車はそのまま現場から走り去ったため、警察では悪質な死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。

目撃者が覚えていたナンバーから同市内に在住する42歳の男が事件に関与したものと判断。事故から約1時間後に帰宅した男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。

逮捕された男は警察の取り調べに対しては「事故を起こし、気が動転してしまった」などと話しているという。警察では事故が発生した状況について、さらに調べを進める方針。

《石田真一》

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