パリ中心部は自動車禁止…2012年から

自動車 社会 社会

フランスの首都パリの中心部では、2012年より、自動車の乗り入れが禁止されるという過激な渋滞解消策が、パリ市長のベルトラン・ドラノエ氏から提案された。15日付けの英『タイムズ』紙が報じている。

パリは2012年のオリンピック開催地の候補に名乗りをあげており、オリンピック誘致の目玉として、この自動車禁止プランを提案したようだ。

ただし、自動車が全面禁止というわけではなく、住民や運送業者、バスなどの公共交通機関、さらに緊急車両などは通行できる。また、パリ市議会で正式な承認を得るのは、2006年以降になるという。

自動車が禁止される地域は、セーヌ川右岸のバスティーユ広場から、コンコルド広場までの約5平方kmのエリア。

ロンドンのような渋滞課金も検討したというが、ロンドンは中心部に用事のある人が多いのに対して、パリは中心部をクルマで通過する人が多いことから、渋滞解消には全面禁止の方が効果的であると判断したようだ。

《》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV