「どうでもええわ」…泥酔男、事故車で爆睡

自動車 社会 社会

18日、大阪府大阪市平野区内の国道沿いにある食堂に乗用車が突っ込む事故が起きた。運転していた25歳の男は泥酔状態で、事故後はそのままクルマの中で眠り込んでしまったため、撤去には約1時間を要し、付近は渋滞のために混乱した。

大阪府警・平野署によると、事故が起きたのは18日の午前7時20分ごろ。大阪市平野区加美西2丁目付近の市道に止まっていたクルマが急発進し、国道25号線の丁字路交差点を真っ直ぐ突き進み、道路沿いに建つ食堂の玄関付近に突っ込んだ。

クルマは店舗の玄関付近に衝突後、そのままバックして国道25号線の片側車線を完全に塞ぐ状態で停止。事故当時、店内には74歳の経営者がいたが、この男性にケガは無かった。

店の経営者や、事故を目撃した他のドライバーが約10分間に渡って窓ガラスを叩き続け、この男を起こそうとしたが、男は「どうでもええわ、放っておき」などと怒鳴り散らした後、それらを無視して眠り続けた。

途中、駆けつけた警察官がこれをバトンタッチしたが、男は起きようとせず、結局は事故から1時間後にガラスを破壊して車内に入り、男の身柄を拘束。酒に酔っていることを確認したため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。

警察では事故の原因を調べているが、取り調べに対して男は「窓を叩かれてゴチャゴチャうるさく言うから発進したら店に突っ込んだ。音でクルマが潰れたのはわかったが、そこでどうでも良くなって寝た」などと話しているという。

薬物などは検出されておらず、単なる泥酔だったとみられている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース