16m下に転落、半日後に自力で生還

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1月28日夜、福島県相馬市内の国道の橋から軽トラックが約16m下の川に転落する事故が起きた。運転していた46歳の男性は翌朝になってから自力で脱出。全身打撲の重傷を負っているが、命に別状はないという。

福島県警・相馬署によると、事故が起きたのは1月28日の午後7時30分ごろとみられている。

相馬市山上付近の国道115号線で、胴切川に架かる胴切橋の手前部分から46歳の男性が運転する軽トラックが逸脱。約16m下の川に転落した。クルマはこの際に大破。男性は車内で意識を失ったまま取り残された。

交通量の少ない時間帯で目撃者もなく、事故発生も知られないままだったが、翌29日の午前7時ごろ、男性は自力で道路まで這いあがり、近くにあったレストランの経営者に助けを求めた。事故の発覚もこの段階になってからだった。

男性のクルマは道路左側の工事用看板に衝突し、その後は路肩に逸脱。ここを滑走してから、橋の手前部分にあった藪を突き抜けて転落した。

クルマは水の流れにある場所に落ち、男性は落下の衝撃で意識を失ったものの、この時期は水量も少なかったことから溺死は免れたとみられる。

また、男性はシートベルトを着用しており、これによって車外放出を避けられたことも生存につながったと警察では分析している。

《石田真一》

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