18日、広島県広島市内にある大型家電量販店の立体駐車場入口で、76歳の女性が運転する軽自動車が暴走、コンクリート壁に激突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡している。
広島県警・広島東署によると、事故が起きたのは18日の午後0時25分ごろ。広島市南区西蟹屋1丁目付近にある大型家電量販店の立体駐車場入口で、76歳の女性が運転する軽自動車が暴走。
ゲートに設置されたバーを突き破り、傾斜路を駆け上がるように前進。そのまま約50m先にあるコンクリート壁に激突した。
衝突によってクルマは大破し、運転していた女性はすぐに近くの病院へ収容されたが、頭や胸部を強打しており、事故から約2時間後に死亡している。
警察では事故の原因を調べているが、監視カメラの映像や目撃証言によると、この女性が運転するクルマは駐車券発行機の横に一度停止したものの、発券機との距離が開きすぎた状態で停止。女性は窓から上半身を出して駐車券を取ろうとしていた。
ところがその直後にクルマは暴走。女性は半身を乗り出したまま、壁面に衝突したらしい。
警察では事故の状況から、女性が身を乗り出した際、誤ってアクセルペタルを強く踏み込んだのではないかと推測している。