25年間も無免許運転、ついに逮捕

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福井県警は15日、約25年間に渡って無免許運転を続け、警察や検察からの再三に渡る出頭要請を無視していた65歳の男を道路交通法違反(無免許運転)容疑で逮捕した。

逮捕当時も男は無免許運転を行っており、警察では「極めて悪質」とコメントしている。

福井県警・あわら署によると、約25年間も無免許運転を続けていたとして、道交法違反容疑で逮捕されたのは、自称旅館従業員を名乗る65歳の男。

この男は2002年10月に福井県芦原町(現在のあわら市)内で軽自動車を無免許運転し、その際に同署(当時は金津署)から道交法違反容疑で摘発された。男は1979年8月に免許取消の処分となっており、以後はずっと無免許運転を続けていた。

摘発された当時でも、無免許運転を続けてきた期間は23年を超えており、警察や検察では「極めて悪質」として2003年2月に同容疑で書類送検していた。

だが、男は再三に渡る出頭要請を無視するばかりか、当時住んでいた家も引き払って姿を消していた。

警察や検察では男の行方を探していたが、今月に入ってからこの男があわら市内で働いていることが判明。警察と地検が共同で張り込みを行っていたところ、クルマを運転しながら現れた男を発見。道交法違反容疑で逮捕した。

男は長期間に渡って無免許運転を続けたことを大筋で認めているという。

同署では「長期間の無免許運転だけが摘発の理由ではない。どんなに軽微な違反であっても、警察からの呼びだしに応じないなど、逃げ得と考えている違反者には断固たる態度を取る」と、今後も同様の取り締まりを強化することを示唆している。

《石田真一》

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