立体駐車場から無人のクルマが転落

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13日、静岡県静岡市内にある立体型の駐車場で、クルマを載せるパレットが突然脱落し、乗用車1台が約3m下に転落するという事故が起きた。クルマは無人で、駐車場にも誰もいなかったため、ケガ人はいなかった。

静岡県警・静岡中央署によると、事故が起きたのは13日の午前10時10分ごろ。静岡市常磐町付近にある立体式の月極駐車場で、駐車中の乗用車が前のめりになって地面に叩きつけられているのを通行人などが発見。警察に届け出た。

警察が駆けつけた際、乗用車は前部が大破し、エンジンオイルが周囲に漏れ出す状態だったが、転落したクルマは駐車中で無人。駐車場を利用していた人もなく、ケガ人はいなかった。

現場となった駐車場はパズル方式と呼ばれる立体型で、利用者が操作して自分のクルマを呼び出すようになっている。クルマはパレットと呼ばれる台に載せられており、操作盤で番号を指定するとパレットがパズルを解くかのように位置を入れ替えながら、任意のものが地面に降りてくる仕組みだ。

今回、転落したクルマが載せられていたパレットは事故当時3段目に留まっていたが、パレットを動作させるための車輪がレールから外れており、これが原因で前方に傾斜。クルマがずり落ちたとみられる。

駐車場は普段は無人で管理者などがないため、事故がどのような経緯で発生したのかはわかっていないが、警察では駐車場の所有者や、機器を設置したメーカーの関係者から事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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