ドアを開け「死んでくれ」と女性刺す

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12日、愛知県豊橋市内の駐車場で、クルマに乗りこもうとした32歳の女性が近づいてきた男に果物ナイフで腹部を刺されるという事件が起きた。女性は刺した男と面識がなく、警察では殺人未遂事件として捜査を開始している。

愛知県警・豊橋署によると、事件が起きたのは12日の午後5時10分ごろ。豊橋市東雲町付近にある月極め駐車場で、近くにある古書店に勤務する32歳の女性が自分の所有するクルマに乗りこんだところ、運転席側に60歳代とみられる男が歩み寄ってきた。

男は運転席側のドアをいきなり開け、シートに座っていた女性に対して「死んでくれ、死んでくれえ」と言いながら、刃渡り約10cm程度の果物ナイフを突き刺した。男は刺した直後に現場から逃走。

女性は右腹部を刺されており、車外に出て助けを求めたところを、たまたま通りかかった近隣の住民が発見、119番通報した。女性は近くの病院に収容されたが、腹部に約2cmの刺し傷を負い、全治1カ月程度の重傷。

警察は消防から「通り魔事件らしい」との通報を受けて出動。女性のクルマ周辺から凶器とみられるナイフ1本を回収した。

事情聴取に対し、被害に遭った女性は「刺した男とは面識がなく、初めて見たような気がする」と供述。他人から恨まれるような心当たりもないと話している。

同署では殺人未遂事件として捜査を開始。逃走した男の行方を追っている。男は身長160-165cmぐらいで中肉。上下ともに黒っぽい服装で、登山帽を着用していたという。

《石田真一》

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