美容整形は凄い!? スピード違反で姉の名を騙る

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宮城県警は6日、無免許運転を隠蔽するため、スピード違反での摘発を受けた際に実姉の名を名乗り、その後の取り調べで「美容整形した」と偽って、姉の免許証を提示していたとして24歳の女を書類送検した。

宮城県警・志津川署によると、有印私文書偽造、同行使の疑いで書類送検されたのは、米山町内に在住する24歳の女。女は容疑を大筋で認めているという。

この女は違反点数の累積により、2001年に免許取消の処分を受けたにも関わらず、以後もクルマの運転を続けていたが、今年7月6日、同署が志津川町戸倉付近の国道45号線で実施していた交通検問で速度超過違反の取り締まりを受けた。

この際、女は無免許運転を隠蔽するため、32歳になる実姉の名を名乗り、免許証は不携帯ということにしてその場を取り繕った。取り締まりに当たった警察官は女に対して「明日、免許証を持参して警察へ出頭するように」と告げた。

自宅に戻った女は実姉が以前から携帯電話の機種変更をしようとしていたことを思い立ち、「私が代わりに手続きしてくるから免許証を貸して」などと偽り、免許証を借り受けていた。

取り調べの際、女は聴取を担当した警察官から、免許証の顔写真と風貌が異なることを指摘されたが、これに対しては「テレビ番組の企画に参加し、美容整形で顔つきが変わった。かなり若返ったとよく言われます」などと供述。言い逃れしていた。

しかし、釈然としなかった警察官は、テレビ局に問い合わせ、番組出演の事実が無かったことを確認。また、実姉本人にも連絡が取れたことで女の嘘が発覚した。

女は両親や友人には口裏合わせを依頼していたものの、実姉には免許証を借り出す時点で嘘をついており、これを依頼できなかったらしい。

女はやせ型で茶髪姿で、24歳ということを考えれば年相応の格好だったが、免許証の人物は明らかにもっと上の年齢で、顔の特徴も違っていたという。

《石田真一》

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