パトカーも巻き込む多重衝突

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1日、福岡県北九州市小倉北区内の国道で、トラックや警察のパトカーなど4台が関係する多重衝突事故が発生した。

この事故で最初に追突された普通トラックを運転していた49歳の男性が意識不明の重体に。パトカーに乗っていた警官2人も軽傷を負っている。警察では大型トラックを運転していた52歳の男から業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。

福岡県警・小倉北署によると、事故が起きたのは1日の午前0時ごろ。北九州市小倉北区浅野2丁目付近の国道199号線で、信号待ちのために生じた車列に対し、後続の大型トラックが追突した。

大型トラックは最後部にいた普通トラックにほとんど減速しないまま追突。このトラックが押し出され、前方に停車していた福岡県警・北九州市警察部のパトカーに追突した。

さらに事故の発端となった大型トラックは回避のために急ハンドルを切り、右側車線にしたタクシーにも接触するなど、車両4台が関係する多重衝突事故に発展している。

この事故で最初に追突された普通トラックを運転していた49歳の男性がハンドルで胸部を強打し、病院に収容されたが意識不明の状態。パトカーに乗っていた警察官2人も捻挫などの軽傷を負った。

警察では大型トラックを運転していた52歳の男性から業務上過失傷害容疑で事情をを聞いている。

取り調べに対して、この男性は「考えごとをしていて、前方の車列に気づくのが遅れた」などと供述しており、同署では単なる前方不注意だけではなく、過労による漫然運転の可能性も視野に入れ、さらに調べを進めている。

《石田真一》

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