トラックが多重衝突、2人が焼死

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11月30日、北海道日高町内の国道で、大型トラック同士が正面衝突し、後続の別の大型トラックが避けきれずに追突する多重衝突事故が起きた。トラックは3台とも激しく燃え上がり、正面衝突したトラックの運転手2人が焼死している。

北海道警・門別署によると、事故が起きたのは11月30日の午後11時45分ごろ。日高町千栄付近の国道274号線で、26歳の男性が運転する大型トラックが対向車線側へと逸脱。36歳の男性が運転する別の大型トラックと正面衝突した。

さらにこのトラックに対し、48歳の男性が運転する後続の大型トラックが回避することも出来ずに追突。合計3台の車両が関係する多重衝突に発展している。

衝突したトラックは燃料タンクが破損し、これに引火して出火。数分後には3台すべてに延焼して激しく燃え上がった。

軽傷を負った48歳男性はすぐに車外に逃げ出したが、正面衝突した2台の運転手は脱出することができず、鎮火後に焼死体として発見されている。

現場は日勝峠の1合目付近。同日の朝まで雪が降っており、路肩には残雪があったものの、路面の雪はすでに消えており、アイスバーンなども無かったようだ。このため、警察では逸脱した側のドライバーがハンドル操作を誤るか、漫然運転をしていた可能性が高いとみている。

《石田真一》

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