衝突した車内で変死…一酸化炭素中毒? 

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28日、長崎県対馬市内の国道で、軽自動車がガードレールに衝突しているのをパトロール中の警察官が発見した。車内では男性が死亡していたが、外傷はなく、車内に火災の跡があることから、警察では一酸化炭素中毒で死亡したものとみている。

長崎県警・対馬南署によると、クルマが発見されたのは28日の午前5時35分ごろ。対馬市美津島町付近の国道382号線をパトロールしていた同署員が、駐車用路側帯に設置されたガードレールに突っ込んでいる軽自動車を発見した。

不審に思った署員が車内を覗き込んだところ、運転席と助手席の間から後部座席の方へ身を乗り出すような状態で男性1人が倒れているのを発見。すぐに助け出したが、すでに死亡していた。

クルマには衝突したときに生じたとみられる軽微な損傷は確認されたが、男性には目立った外傷はなく、その代わりに天井部分の内装に火災によって生じたような痕跡が確認できたという。

死亡したのは後の調べで54歳の男性と判明したが、死因が不明であり、変死扱いとなっていることから、司法解剖を行う方針だとしている。ただし、火災の痕跡があることから、現状では一酸化炭素中毒による可能性が高いようだ。

《石田真一》

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