富士通テンは、グループでのエアバッグECUの累計生産台数が10月に25日で1000万台を突破したと発表した。1993年7月の生産開始から11年3カ月での達成となった。
エアバッグシステムは、クルマの前方や側面方向からの衝突を検出し、シートベルトが身体を拘束する動きにあわせてハンドルやダッシュボードに内蔵したエアバッグを最適な状態で膨らませて、頭や胸にかかる衝撃を分散・軽減する安全装置だ。
エアバッグECUは、システムの電子制御部分で、1993年7月から中津川工場で生産開始し、トヨタ自動車に納入してきた。当初は月産2000台でスタートしたが、車両標準装備化が進み、生産台数も伸ばし、2002年にはフィリピン、2004年には中国の生産子会社で生産、現在はグループで月産11万台となっている。
同社では、2010年までには2000万台を突破するとしている。