メールを読んでいた…4人死傷の事故を起こす

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26日未明、三重県松阪市内の県道でクルマ4台が関係する多重衝突事故が発生し、4人が死傷した。

警察では酒気帯び状態でクルマを運転し、携帯電話に着信したメールを読んでいた19歳の少年が事故の発端になったとして、業務上過失致死傷と道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕している。

三重県警・松阪署によると、事故が起きたのは26日の午前4時50分ごろ。松阪市幸生町付近の県道で、ワゴン車と乗用車の追突事故が発生した。ワゴン車は道路左側の電柱に衝突。乗用車は対向車線側に逸脱し、ここを走っていた軽自動車と激突した。

軽自動車も衝突の弾みで対向車線に逸脱。別の乗用車と衝突するなど、合計で4台が関係する多重衝突事故に発展している。

この事故でワゴン車の助手席に乗っていた29歳の女性と、軽自動車を運転していた46歳の女性が頭などを強く打って間もなく死亡。ワゴン車と乗用車の2人が軽傷を負っている。

警察では事故の発端となった乗用車を運転していた19歳の少年から事情を聞いたところ、この少年が事故当時に携帯電話に着信したメールを読んでいて、前走のワゴン車が減速したことに気がつかず、そのまま追突していたことがわかった。

さらにはこの少年は酒気帯び状態であったことも、後のアルコール検知によって明らかになっている。警察では業務上過失致死傷と道交法違反(酒気帯び運転)容疑でこの少年を逮捕している。

取り調べに対し、少年は「メールを読んでいたから事故が起きた経緯はわからない。だけど最初に追突したのが自分であることは間違いないと思う」などと供述。容疑を大筋で認めているという。

《石田真一》

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