警察署から捜査車両が無人で走り出す

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22日夜、京都府向日市にある京都府警・向日町署で、捜査用の車両が無人のまま滑走し、府道を横断して道路反対側のフェンスに衝突するという事故が起きた。サイドブレーキの掛け方が甘かったものとみている。

京都府警・向日町署によると、事故が起きたのは22日の午後9時10分ごろ。向日市上植野町上川原にある同署の駐車場から出てきたワゴン車が「道路の反対側にあるフェンスに衝突した」と、府道を通行していたクルマのドライバーから口頭で通報があった。

同署の当直員が確認すると、交通事故捜査で使用しているワゴン車が後退で道路反対側にある京都府・山城広域振興局乙訓地域総務局庁舎の植込みを越え、金属製のフェンスにぶつかって止まっていた。クルマは後部が破損していたが、歩行者を巻き込むような事故は起きなかった。

クルマは当時無人で、エンジンも切った状態で署内の駐車場に置かれていたとみられる。ただし、駐車場の入口には傾斜があり、最後にこれを運転していた交通事故捜査係員の巡査は「傾斜部分に置いてしまったかもしれない」と供述している。

このため、同署ではサイドブレーキの掛け方が甘く、傾斜を下るようにゆっくりと動き出したものとみている。

現場は交通量が比較的多く、通報者が異変を感じて停車していなければ接触していた可能性もあり、同署では「非常にお恥ずかしい話。再発防止のための努力をしたい」とコメントしている。

《石田真一》

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