タオルを取ろうと…信号待ちの車列に衝突

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15日、神奈川県秦野市内の国道で、信号待ちの車列に後続の大型トラックが追突し、4台が関係する多重衝突事故に発展した。

この事故で列の最後部にいたワゴン車が大破。運転していた49歳の男性が死亡している。

神奈川県警・秦野署によると、事故が起きたのは15日の午前6時15分ごろ。秦野市沼代新町付近の国道246号線で、信号待ちのために停車していた乗用車やトラックなどクルマ3台に対し、後続の大型トラックが減速しないままの状態で追突。合計で4台が関係する多重衝突事故に発展した。

この事故で列の最後部に位置していたワゴン車が前後の大型トラックに挟まれて大破。車体が圧縮されたような状態となった。消防のレスキュー隊が出動し、運転していた49歳の男性の救出に当たったが、男性は首の骨を折っており、収容先の病院で間もなく死亡。

車列中央部に位置していた大型トラックを運転していた34歳の男性も右足の骨を折る重傷を負った。

警察では大型トラックを運転していた42歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。現在は容疑を同致死傷に切り替えて調べを進めている。

取り調べに対してこの男は「窓の曇りを拭き取ろうと、タオルを探しているときに突っ込んでしまった」などと供述しているという。警察では漫然運転の可能性も含め、さらに事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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