濃霧で19台が関係する多重衝突

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15日、長野県小諸市内の上信越自動車道下り線で、トラックや乗用車など合計19台が関係する多重衝突事故が起きた。この事故で1人が骨折などの重傷、6人が打撲などで軽傷を負い、いずれも近くの病院で手当てを受けた。

長野県警・高速隊によると、事故が起きたのは15日の午前7時55分ごろ。

小諸市滋野付近の上信越自動車道下り線で、中央分離帯に接触して本線上に停止した乗用車の単独事故が発生した。濃霧のためにこれに気づくのが遅れた後続車が回避しようと急ハンドルを切って横転、このクルマが2車線をほぼ塞ぐ状態となり、後続の車両が次々と突っ込んだ。

結果として乗用車やトラックなど、車両19台が関係する多重衝突事故に発展。65歳の男性が左腕の骨を折る重傷を負ったほか、6人が打撲などの軽傷を負っている。

現場は片側2車線の直線区間で通常は見通しが良いものの、警察によると事故当時は濃霧で視界は100m以下だったとみられている。また、直前まで降っていた雨の影響で路面は濡れており、滑りやすい状態だったという。

警察では当事者からさらに事情を聞き、事故発生の原因を調べる方針。

《石田真一》

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