日産ディーゼル工業が発表した2004年9月中間期の連結決算は売上高が前年同期比0.3%増の2267億円、営業利益が同68.9%増の192億円となり、増収増益となった。
前年に首都圏のディーゼル排出ガス規制による特需が発生したため、今中間期の国内売上はその反動で大幅減収となったものの、日産向けの売上と海外販売が好調だった。国内販売台数は同17.1%減の9万7000台、海外販売台数は同32.1%増の10万7000台と海外の方が多かった。
期中に開発費の増加やりコール対策費で21億円の減益要因があったものの、新車売上の増加で47億円、棚卸資産廃却益41億円などもあって149億円の増益要因があり、トータルの営業利益は192億円となった。
経常利益は同164.8%増の176億円、当期純利益は165億円と黒字転換した。
通期の見通しは、売上高が同5.1%減の4300億円、営業利益が同8.2%増の305億円、経常利益が同41.4%増の270億円、最終利益が265億円となる見通し。