パトカーがダイビング…警官が運転中に意識不明

自動車 社会 社会

14日、愛媛県西条市内の県道で、交通事故発生の一報を受けて現場に急行していた愛媛県警・西条署のパトカーが反対車線側のガードレールを乗り越え、道路沿いの水田に転落する事故が起きた。

運転していた警部補が死亡したが、事故直前にこの警部補は疾病によって意識を失っていたようだ。

愛媛県警・西条署によると、事故が起きたのは14日の午前10時5分ごろ。交通事故発生の一報を受け、同署・地域課のパトカーが西条市古川付近の県道をサイレンと赤色灯を使用した状態で緊急走行していたところ、突然センターラインを逸脱。

そのまま対向車線を斜めに横切り、道路右側のガードレールも乗り越えて、約3m下の水田に転落した。

パトカーを運転していた44歳の警部補は病院に収容されたが、事故から約3時間後に急性くも膜下出血が原因で死亡。同乗していた23歳の巡査が軽傷を負った。

同署では同乗していた巡査から事故当時の状況について事情を聞いたところ、次のような事実が明らかになった。

事故の直前、パトカーを運転していた警部補は「頭が痛い」などとつぶやき、そのまま意識を失って窓側に倒れこんだ。この際、ハンドルに手を掛けたままの状態だったため、そのまま対向車線側に逸脱。同乗していた巡査はハンドルを戻そうとしたが減速することはできず、そのままガードレールに突っ込んだ。

死亡した警部補は朝から勤務しており、出勤時には異常が見受けられなかったという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース