7日、愛媛県保内町内の国道で、消火活動の準備作業を行っていた消防車がバックで進行中、男性をはねる事故を起こした。男性は近くの病院に搬送されたが死亡した。
愛媛県警・八幡浜署によると、事故が起きたのは7日の午前9時25分ごろ。保内町宮内付近の国道378号線沿いにある民家で発生した火災の消火作業を行うため、地元消防団の所有する消防車が水源を探して歩道上をバックしていたところ、車体の後部付近に立っていた67歳の男性をはねた。
男性は消防車に押し出されるようにして転倒し、頭などを強打。すぐに近くの病院に搬送されたが、約1時間30分後に外傷性ショックが原因で死亡している。
警察では消防車を運転していた31歳の男性の安全確認に問題があった可能性が高いとして、業務上過失致死容疑で事情を聞いている。
この男性は取り調べに対して「歩道横の川からポンプで水を吸い上げようとバックしていた。バックミラーに人は映っておらず、誰もいないものとしてバックしていた」など話しているという。