トヨタ、2006年に世界シェアトップが見えてきた

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車の奥田碩会長は1日に東京で開いた経営説明会の席上、2006年(暦年)の連結販売台数の目標を850万台程度としていることを明らかにした。実現すれば同年に世界トップのGM(ゼネラル・モーターズ)を抜く可能性が極めて高く、世界シェア・ナンバーワンへの道筋が見えてきた。

850万台は子会社のダイハツ工業と日野自動車を含む連結ベースの数字。今年は739万台を計画しており、今後2年間で110万台程度拡大させる計画だ。

GMの連結ベース(日本のいすゞ自動車やスズキ、富士重工業・スバルは対象外)の03年実績は、生産台数で824万台。GMは欧州事業の再構築などを急いでおり、今後急速に生産・販売が伸びる可能性は低い。このため、06年にはトヨタが販売台数では世界のトップに躍り出るのが濃厚となっている。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集