車検切れに酒酔い、死亡ひき逃げ事故を起こす

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14日、愛知県名古屋市内で、交差点を右折しようとしていたタクシーに、直進してきた乗用車が衝突する事故が起きた。

この事故でタクシーに客として乗っていた42歳の女性が首の骨を折って死亡した。警察では事故直後に現場から逃走していた27歳の男を逮捕している。

愛知県警・東署によると、事故が起きたのは14日の午前3時30分ごろ。名古屋市東区白壁付近の国道41号線で、交差点を右折しようとしていたタクシーの側面部に、直進してきた乗用車が衝突した。

乗用車はタクシーの車体左側後部に直撃、後部座席を中心に大破。乗客だった42歳の女性が頭や首の骨を折って間もなく死亡し、運転していた56歳の男性も腹部を打撲する重傷を負った。

直進車を運転していた男は、事故後に走って現場から逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

ナンバーを照会したところ、名古屋市北区内に住む27歳の男がクルマを所有していたことがわかり、同日夕方までに業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

取り調べに対し、この男は「酒に酔っていたし、クルマの車検と保険が切れていたこともあり、怖くなって逃げた」などと話しているという。

警察では男が無保険のクルマを運行していたとして、無車検・無保険車運行の容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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