発端は路上に落ちていたタイヤ…二次災害で1人が焼死

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13日、三重県関町内の名阪国道で、上り線で自損事故を起こした大型トラックから落下した鉄製部品に下り線を走行していた普通トラックが激突する事故が起きた。

普通トラックは炎上し、運転席から男性1人が焼死体で発見されている。警察ではこの男性の身元確認を急ぐとともに、事故の原因について調べを進めている。

三重県警・高速隊によると、事故が起きたのは13日の午前5時20分ごろ。関町加太中在家付近の名阪国道で、上り線を走行していた大型トラックが路上に落ちていたタイヤのようなものに乗り上げ、弾みで中央分離帯に衝突するという自損事故を起こした。

この際、大型トラックの荷台からは、積荷として搭載していたオイルタンクの外壁の一部(長さ6m、幅3m、重さ6.5トンの鉄製)が固定していたワイヤーを引きちぎって対向車線の下り線側に落下した。

直後、下り線を走行していた普通トラックがこれに激突。車体は大破し、直後に炎上した。トラックは30分ほどで全焼し、運転席付近の焼け跡から男性1人の焼死体が発見されている。

警察では大型トラックを運転していた44歳の男性から業務上過失致死容疑で事情を聞いている。

この男性は「路上にタイヤを落としたクルマにも責任があると思う」などと主張しており、警察では事故原因について引き続き調べを進めるとともに、死亡した男性の身元についても特定を急ぐとしている。

《石田真一》

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