覚せい剤所持男は車上荒らしの常習犯

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京都府警は12日、近畿圏を中心とした5府県で車上荒らしを繰り返したとして、すでに別の窃盗容疑で送検されている33歳の男を同日までに窃盗容疑で追送検した。

男は約300件の車上荒らしに関与したことを認めているが、今回の送検分はこのうちで裏付けの取れた10件に留まっている。

京都府警・山科署によると、窃盗容器で追送検されたのは、今年3月に覚せい剤取締法違反(所持)などの容疑で逮捕され、その後に別の車上荒らし事件でも再逮捕された33歳の男。

この男は2003年4月ごろから今年2月までの間、京都、大阪、兵庫、滋賀、長崎の5府県で、ハンマーでクルマのガラスを割ってカギを開けるなどの方法で車内を物色。逮捕されるまでの10カ月間に合計309件の犯行を繰り返し、総額約2850万円の被害を出していた。

元々は覚せい剤を所持していたとして京都府警が逮捕していたが、捜査の過程で長崎県警から車上荒らし容疑で指名手配されていることがわかり、再逮捕。その後の調べで京都府内でも数件の車上荒らし犯罪を起こしていたことが自供によって明らかになった。

直接の逮捕容疑は昨年10月29日に京都市山科区内で発生した車上荒らし事件で、この際には現金約3万円が入ったハンドバッグを盗んでいる。

警察では裏付けの取れた10件について追送検したが、事件の捜査については今後も続けていく方針だ。

《石田真一》

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