重さ6トンの鋼板ロールが命中

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12日、大阪府堺市内で、急ブレーキを掛けた大型トラックからロール状の鋼板3個が路上に落ち、このうち1個が路上駐車していた軽自動車を直撃する事故が起きた。この事故で軽自動車に乗っていた55歳の男性が腕に軽い打撲を負っている。

大阪府警・堺北署によると、事故が起きたのは12日の午前10時30分ごろ。堺市甲斐町東付近の市道で、ロール状の鋼板を積載して走行していた大型トレーラーが前方に割りこんだ他のクルマを回避しようと急ブレーキを掛けたところ、荷台のワイヤーが鋼板の重みに耐えられずに切断。3個のロールが路上に落ちた。

ロールのうち1個は路上のアスファルトをえぐり取り、その陥没がロールを受け止めるような状態となって留まったが、残る2個はゆっくりとしたスピードで転がり、このうちの1個が路上駐車していた軽自動車に接触した。

この事故で軽自動車は右側面が小破。運転席にいた55歳の男性が腕を打撲するなどの軽傷を負って、病院で手当てを受けた。幸いにも歩行者などはいなかったが、ロールはひとつが約6トンもあり、大惨事に発展していた可能性もあった。

警察ではトレーラーを運転していた39歳の男性から器物損壊や道路交通法違反(過積載)などの容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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