丸太落下事故で禁固1年6カ月を求刑

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今年6月、和歌山県海南市内の国道で大型トレーラーが横転し、搭載していた丸太が下を通るJR紀勢線の線路に落下。

これに電車が突っ込み、乗客19人を負傷させたとして業務上過失傷害、過失往来危険の罪に問われた44歳の男に対する論告求刑公判が5日、和歌山地裁で開かれた。

検察側は禁固1年6カ月を求めている。

問題の事故は今年6月2日の午前7時ごろ、海南市冷水付近の国道42号線で発生している。大型トレーラーが速度超過のために現場付近の急な左カーブを曲がりきれずに対向車線に逸脱、軽自動車と正面衝突した。

大型トレーラーは衝突の直前、これを回避するために急ハンドルを切ったが、この結果、トレーラーはJR紀勢線を跨ぐ橋の上で横転。積荷の丸太40本のうち33本がガードレールを破壊して落下、線路を塞いだ。

丸太の落下からおよそ15分後、事故の発生を知らずに現場を通過しようとしていた和歌山行きの快速電車が丸太に乗り上げて脱線するという二次災害が発生。割れた窓ガラスの破片を浴びるなどした乗客18人が負傷している。

検察側は「横転する危険性を認識しながら、前夜のパチンコが原因で寝坊し、それによって生じた遅れを取り戻そうと先を急ぐあまり、制限速度を超過したまま走行を続けた過失は重大である」と指摘。

さらには「過積載は常態化しており、危険性を看過していた。それが事故の一因となったことは否めない」として、裁判所に対して禁固1年6カ月を求刑している。

公判は今回で結審し、判決は10月26日に言い渡される予定。
《石田真一》

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