クルマで交番の玄関を塞いだ男、逮捕

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千葉県警は9月29日、交番前の私道へ故意に路上駐車し、警察官が交番から出入するのを著しく妨害したとして、近くで居酒屋を経営する男を公務執行妨害の容疑で逮捕した。男は「警察が路上駐車の取り締まりをしないので腹が立った」と供述している。

千葉県警・松戸署によると、逮捕されたのは、現場近くで居酒屋を経営する40歳の男。

この男は9月29日の午前1時50分ごろから、同日の午前6時10分ごろまでの約4時間20分に渡り、松戸市金ケ作付近にある同署・五香交番前の玄関にクルマをぴったりと寄せて駐車。交番に勤務する警察官の出入を妨害したという。

クルマのドアと交番の玄関までの距離はわずか40cmあまり。男はクルマを交番前に駐車し、午前3時ごろには一度戻ってきている。

この際、交番内で勤務する警察官から「出入ができない。すぐに移動させてくれ」と言われたが、男は10cmほど後退せただけで再びクルマを離れた。

男は帰宅するために午前6時10分にクルマを取りに戻ってきたが、この間は警察官は横歩きをしながら交番に出入することを強いられた。

実は交番が立つ場所は新京成電鉄が所有する五香駅構内の敷地であり、駅周辺の道路もほとんどが私道の扱いとなっている。このため、警察官も目前に駐車されたクルマには手出しができなかった。

逮捕された男は五香駅の近くで居酒屋を経営しており、店の前に駐車されると出入ができなくなって客足が遠のくことから、これまで警察に対して駐車禁止の取り締りを強化するように何度も依頼してきたという。

ところが前述のような理由から警察は取り締まりを行うことができず、男に対しても「出来ないものは出来ない」といった説明を繰り返してきた。しかし、男はこのような警察の対応にも不満を持ち、ついに怒って自らのクルマで交番玄関を塞ぐという強攻策に出たらしい。

男は「目の前にクルマを置かれると出入が難しいということをわからせたかった」と供述しているが、その一方で「わかってもらうためとはいえ、警察官には迷惑を掛けたと思う」とも話しており、反省する姿勢を見せている。

なお、今回は道路交通法の適用ができず、やむを得ず公務執行妨害を適用することになったと同署では説明している。
《石田真一》

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