26日、北海道旭川市内の国有林内にある林道を走行していた4輪バギーが崖下に転落し、乗っていた2人が死傷する事故が起きた。2人は車体から離れた場所で発見されており、警察ではどちらが運転していたかを調べている。
北海道警・旭川中央署によると、事故が起きたのは26日の午後1時25分ごろ。旭川市新開付近の神居林道で、4輪バギーでツーリングをしていた人から「一緒に走っていた仲間のバギーが崖下に転落した」との通報が消防に寄せられた。
警察と消防が現場に急行して捜索を行ったところ、林道から約30m下に落ちていた車体を発見。近くから2人の男女を発見、ただちに救出した。
2人は病院に運ばれたが、このうち61歳の男性は肺挫傷が原因で間もなく死亡。この男性の妻で46歳の女性も肋骨などを折る重傷を負った。
現場は神居ダム上流に位置する幅員2mほどの未舗装の林道。死傷した2人は通報者と一緒に2台の4輪バギーでツーリングをしていたが、途中で後続を走っていた人が転落の痕跡を発見したために通報したという。