最初にはねたのは誰か…通報の運転手を逮捕

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愛知県警は24日、今月22日に小牧市内の中央自動車道下り線で死亡ひき逃げ事故を起こし、警察に通報は行ったものの、そのまま逃走していた男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕し、取り調べを進めていることを明らかにした。

死亡した72歳の男性は複数のクルマにはねられていることから、警察では他にも事故に関わった人物がいるとみて調べを進めている。

愛知県警・高速隊によると、問題の事故は今月22日に発生している。同日の午前2時45分ごろ、「中央自動車道の下り線を走行しているドライバー」と名乗る男から「桃花台バス停の近くで何かを踏んだような気がする」との通報が寄せられた。

同隊が現場にパトカーを急行させると、下り線の走行車線と追越車線の中央部付近に人が倒れているのを発見した。後の調べで近くに住む72歳の男性であることが判明したが、パトカー到着までに複数のクルマにはねられたとみられ、遺体は損傷が著しい状態だった。

男性はバス停から高速道路内に侵入し、道路を横断しようとしてクルマにはねられたとみられている。

警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。警察への通報が携帯電話で行われたことから、この番号を割り出し、事故が起きた時間帯に現場付近を走行していた大型トラックのドライバーを業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

しかし、遺体の状況から複数のクルマにはねられたことが判明しており、このドライバーも何番目にひいたのかは定かではないため、警察ではさらに詳しい調べを進めている。

《石田真一》

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