酔いが醒めたら罪の重さに気がついた?

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埼玉県警は23日、交通検問で飲酒運転の摘発を受けた際、他人の名前を騙って無免許の発覚を逃れようとしたとして、29歳の男を有印私文書偽造・同行使と、道路交通法違反(無免許、酒気帯び運転)の容疑で逮捕した。

その場を取り繕って名乗ってみたものの、本人に発覚することを恐れて出頭したという。

埼玉県警・所沢署によると、有印私文書偽造・同行使と道交法違反(無免許、酒気帯び運転)容疑で逮捕されたのは、所沢市内に住む男。

この男は22日の午後11時40分ごろ、同署が所沢市和ケ原付近の市道で行っていた交通検問で酒気帯び運転が発覚し、摘発されていた。

しかし、この男は違反累積によって免許取り消しの処分を受けており、無免許運転の容疑を隠蔽するため、免許証を持つ親族の名を騙って免許不携帯ということにして発覚を免れた。

取り締まりに当たった警察官も特に疑問を感じることなく、通常の違反処理と説諭を行い、その後に帰宅させたという。

ところがこれより数時間後の23日未明、男は所沢署に出頭し、「とんでもないことをしてしまった」と署員に他人の名を語ったことを名乗り出た。

改めて取り調べを受けた際、親族の名を名乗ることで無免許運転の発覚を逃れようとしたことを自供。違反キップにサインと指紋押捺を行っていたことから、道交法違反だけではなく、有印私文書偽造・同行使も追加するかたちで逮捕された。

警察では「摘発当初は酒に酔っていたが、酔いが醒めて冷静になるにつれ、自分が行った行為の重大さに気づいたらしい」とコメントしている。

《石田真一》

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