22日、奈良県奈良市内の駐車場で乗用車が暴走し、これを止めようとした男性がドアに胸を挟まれて死亡する事故が起きた。警察ではクルマが暴走した経緯について調べを進めている。
奈良県警・奈良西署によると、事故が起きたのは22日の午前6時15分ごろ。奈良市富雄元町1丁目付近の月極駐車場で、54歳の男性が運転席のドアに挟まれて意識を失って倒れているのを、この男性の妻が発見し、警察に通報した。
男性は近くの病院に搬送されたが、ドアに胸を挟まれたことが原因となり、死亡していることが確認された。
男性の乗っていたクルマは右隣に駐車されていた軽自動車に接触して止まっており、ドアはこのクルマと接触した弾みで閉じてしまい、これに男性は挟まれたとみられている。
発見当時クルマのエンジンは停止していたが、警察では下り坂で動き出したクルマを止めようした男性が慌ててクルマに乗り込み、エンジンを切ったところで隣の軽自動車と接触した可能性が高いとみて、さらに調べを進めている。