ひき逃げ被害者が容疑者を自宅まで追跡

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19日、神奈川県津久井町内の町道で、カーブを逸脱した乗用車が、対向車線を走行していたクルマと正面衝突する事故が起きた。

乗用車は現場から逃走したが、被害を受けた男性が自宅までクルマを追跡し、警察に通報。運転していた60歳の男は業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕されている。

神奈川県警・津久井署によると、事故が起きたのは19日の午後8時50分ごろ。津久井町太井付近の町道で、カーブで対向車線側に逸脱するように走ってきた乗用車が、47歳の男性が運転する乗用車と正面衝突した。

この事故によって、運転していた男性の娘で、助手席に座っていた22歳の女性が打撲などの軽傷を負ったが、相手方のクルマは現場で止まらずにそのまま逃走した。

被害を受けた男性は逃げるクルマを追跡。運転していた男が同町根小屋付近にある民家に入っていったことを確認し、「当て逃げした男が自宅に逃げ帰った」と警察に通報した。

同署では容疑者の自宅に地域課員2人を出動させ、この家に住む60歳の男から任意で事情を聞いていたところ、男が容疑を認めたため、業務上過失傷害と道交法違反容疑で逮捕している。

現場は急な左カーブで、男は警察の取り調べに対して「曲がりきれずに逸脱してしまった。気が動転し、どうしてよいのかわからずに逃げた」などと話しているようだ。

《石田真一》

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