技能者5000人を研修…トヨタの海外生産推進センター

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技能者5000人を研修…トヨタの海外生産推進センター
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トヨタ自動車は21日、元町工場(愛知県豊田市)内に昨年7月に開設した「グローバル生産推進センター」(GPC)をメディアに初公開した。

海外生産の急増に対応、技能者の育成や新モデルの立ち上げを効率的に行うための施設で、2010年代の早期に世界シェア15%の確保を目指すトヨタの戦略的な人材育成拠点ともなる。

GPCでは、海外工場に派遣される日本人従業員と海外工場の現地採用者の両方を研修している。

センター長を務める伊奈功一常務役員は、開設以来の研修者が8月までに1050人に達したことを明らかにするとともに、2006年ないし08年までには累計受け入れ者を5000人規模に増やす必要があるとの見通しを示した。

また、地域統括会社がある米国と欧州には順次GPCの出先機関を置き、現地でも日本と同じ研修ができるように体制を強化する方針も明らかにした。

《池原照雄》

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