老人連続殺人の容疑者、愛知のタクシー運転手殺害に関与か

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長野県警は18日、現金を奪う目的で家屋に侵入し、今月13日に窃盗未遂などの容疑で逮捕された27歳の男が、今年1月に愛知県春日井市内で発生したタクシー運転手殺害事件にも関与していた可能性が高いことを明らかにした。

男は一人暮らしの老人を殺害した容疑での取り調べ中、タクシー運転手殺害についての関与をほのめかしており、警察では愛知県警と連絡を取りながら、この事件についても調べを進めるとしている。

長野県警・飯田署によると、窃盗未遂容疑で今月13日に逮捕され、その後に飯田市周辺で発生していた独居老人殺害事件にも関与していたとして強盗殺人容疑で17日に再逮捕されたのは、同市周辺でクルマでの寝泊りをしていた27歳の男。

この男は今月13日の午後5時20分ごろ、飯田市下久堅付近の民家に侵入しようとした際、警報装置の鳴動に驚いて逃走。警備会社から通報を受けて周辺をパトロールしていた警察官に周囲で不審な行動をしているところを発見され、窃盗未遂や住居侵入容疑で緊急逮捕された。

その後の調べで、この男は今月8日に高森町で発生した74歳の女性殺害事件を自供。さらには今年4月27日に飯田市内で発生した77歳の女性殺害、8月14日に高森町内で発生した69歳の男性殺害についても関与を認める供述を行い、現金を奪う目的で殺害したことを大筋で認めたという。

男が関与した事件はそれだけに留まらず、今年1月に愛知県春日井市内で発生したタクシー運転手殺害についても「あれは自分がやった」などと話しているようだ。

問題の事件は今年1月13日の深夜に起きた。愛知県春日井市大泉寺町付近の市道に止まっていたタクシーの車内で、59歳の運転手が首を刃物で切られて殺害され、売上金などの現金を奪われた。

現場近くで犯行時間帯に北に向かって歩く20歳代から40歳代の男が目撃されており、この男の容姿が今回逮捕された男とも似通っている点が多いことから、警察では慎重に捜査を進めていくとしている。

《石田真一》

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