逃走の万引き容疑者が、赤信号で衝突

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9日、大阪府茨木市内の府道で、窃盗事件を起こしたとして警察官に追跡されていた男がクルマで逃走していた際、赤信号の交差点へ強引に進入し、他のクルマと出会い頭に衝突する事故が起きた。男は腰の骨などを折る重傷。

大阪府警・茨木署によると、事故が起きたのは9日の午前2時30分ごろ。これより15分前の午前2時15分ごろ、茨木市並木町付近にあるコンビニエンスストアの店員から「商品を万引きしようとした男を捕まえた」との通報が寄せられた。

このため、同署員がコンビニエンスストアに出向き、店員が拘束していた男に任意同行を求めたが、男は店員と警官を振り切って逃走。駐車場に止めてあった乗用車に乗り込み、署員の制止を無視してそのまま走り去った。

同署員もすぐにパトカーに乗り込み、追跡を開始したが、男は猛スピードで約6kmほど逃げ回った。そして茨木市舟木町付近の府道交差点に赤信号を無視して強引に進入し、青信号に従って走行していた34歳の男性が運転するクルマと出会い頭に衝突した。

男が乗っていたクルマは大破し、男は近くの病院に運ばれたが腰の骨などを折る重傷を負っている。相手方の男性はシートベルトを着用しており、軽い打撲で済んだ。

警察では男の回復を待ち、窃盗や業務上過失傷害、道路交通法違反などの容疑で事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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