単独ひったくり犯による被害総額を大幅更新

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兵庫県警は8日、兵庫県内や大阪府内でひったくり犯罪を繰り返していたとして、窃盗罪で公判中の男を、窃盗容疑で同日までに最終送検した。判明した犯行件数は548件、被害総額は5000万円に達するものと思われている。

兵庫県警・捜査3課によると、8日までに窃盗容疑で最終送検されたのは、すでに別の窃盗罪で公判が行われている33歳の男。

この男は昨年8月ごろからバイクを使ったひったくり犯罪を開始。今年2月に逮捕されるまでの間、実に548件の犯行を繰り返していた。

男は家族に対しては「人材派遣の会社で働いている」と偽り、朝はスーツで出勤。自宅近くのトランクルームに隠していた服に着替え、原付バイクに乗り換えて犯行に及んでいた。

被害総額は5000万円を超えており、これは兵庫県警が摘発したひったくり犯が単独で出した被害額の最高記録を軽く更新している。また、男は犯行で得たカネのうち、約50万円相当を毎月の給料と称して家族に渡していたという。

余罪の件数もケタ違いに多いものだったが、一番驚いているのは今年2月に男を逮捕した捜査員だったようだ。

《石田真一》

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