デイケア帰りの高齢者3人、正面衝突事故で死亡

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4日、鹿児島県喜入町内の国道で、対向車線に逸脱したワゴン車が軽自動車と正面衝突し、デイケア帰りの高齢者など4人が死傷する事故が起きた。警察ではワゴン車を運転していた男性から業務上過失致死傷容疑で事情を聞いている。

鹿児島県警・指宿署によると、事故が起きたのは4日の午後3時50分ごろ。喜入町喜入付近の国道226号線で同町内のデイケア施設に勤務する31歳の女性看護師が運転する軽自動車と、対向車線を逸脱してきた25歳男性運転のワゴン車が正面衝突した。

この事故で軽自動車は大破し、乗っていた81歳の男性と82歳の女性が全身を強く打って間もなく死亡。78歳の女性は足の骨などを折って病院に収容されたが、事故から約7時間後に出血性ショックが原因で死亡している。運転していた女性も右足骨折の重傷。

いっぽう車線を逸脱した対向車のドライバーは顔面打撲などの軽傷で済んでいる。

死亡した3人はデイケア施設を利用した後、看護師の運転するクルマで自宅に帰ろうとしていて事故に巻き込まれた。

現場は見通しの良い直線道路で、車線逸脱するような要因も無いことから、警察ではワゴン車を運転していた男性がハンドル操作を誤るような何らかの原因があった可能性が高いとして、業務上過失致死傷容疑で調べを進める方針だ。

《石田真一》

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