猛暑でクルマもグッタリ……。JAFの「旧盆期間のロードサービス状況」によると、8月7日−15日の出動件数は昨年より1.6ポイント増えて9万8222件に達した。
一般道・高速道路を合計した出動理由の1位は「バッテリー上がり」で、全体の3割を占めた。バッテリー上がりと言えば冬場というイメージがあるが、バッテリーは熱にも弱い。液温が上昇すると極板の劣化が進むほか、充放電性能も落ちる。
さらにエアコンやカーナビなどの電気的負荷がかかり、弱ったバッテリーにとどめを刺す、という理屈だ。とくに最近のクルマはエンジンルームが狭く、こもった熱がバッテリーの劣化を早める。
断熱材の貼付やこまめな液量点検などのほか、猛暑ドライブの際には定期的に休憩をとり、エンジンルーム内の温度を下げてバッテリーも休ませよう。