警察が押収したバイクから、転売目的で部品を盗む

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愛知県警は18日、ひき逃げ事故の証拠品として守山署内に保管されていたバイクの部品を盗み出し、転売して現金を得ていたとして18歳の少年を窃盗や建造物侵入の容疑で逮捕した。少年は容疑を大筋で認めているが、転売先については証言を拒んでいるという。

愛知県警・守山署によると、窃盗などの疑いで逮捕されたのは瀬戸市内に住む少年。

この少年は今年3月下旬から5月下旬までの複数回に渡り、塀を乗り越えるなどして署内に侵入。ひき逃げ事故の証拠品として同署が押収し、署内にある駐輪場において保管されていたバイクから燃料タンクなどの部品6点(時価12万円相当)を盗んだ疑いがもたれている。

警察では深夜から未明の見回りを強化していたが、現行犯での逮捕には至らず、目撃情報や防犯カメラの映像を分析し、最終的に逮捕された少年が犯行に及んだと特定したという。

取り調べに対し、少年は「カネが欲しくてやった」と、容疑を大筋で認めているが、部品を売った相手については供述を拒んでいるようだ。バイクの所有者と少年に交友関係などはないとみられており、警察では押収していたバイクを狙った経緯などについても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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