「進路を妨害された」故意に追突、男性が死亡

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18日、愛知県一宮市内の市道で、走行中のバイクに後続の乗用車が故意に追突する事故が起きた。弾みでバイクは転倒し、運転していた男性が全身を強く打って死亡している。

追突したクルマは現場から逃走していたが、警察ではナンバーの目撃情報から韓国籍を持つ37歳の男を傷害致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

愛知県警・一宮署によると、事件が起きたのは18日の午前1時40分ごろ。一宮市森本3丁目付近の市道で、2台のバイクがほぼ並列して走行していたところ、このうちの1台に向かって後続の乗用車が急加速し、そのまま追突した。

バイクは追突された弾みで前のめりに転倒し、運転していた20歳の男性が路上に叩きつけられた。乗用車は現場で停止せず、そのまま逃走している。男性は近くの病院に収容されたが、頭を強打しており、事故から約1時間30分後に死亡した。

一緒に走っていた男性の友人が「クルマはバイクを故意に狙っていた」と証言したことから、単なる当て逃げではなく、当初からバイクに追突させる意思をクルマの運転者が有していたと判断。

この友人はクルマのナンバーについてもかなりの部分で記憶しており、警察では傷害致死とひき逃げの容疑で現場から逃走したクルマの行方を追った。

この結果、韓国籍を持つ37歳の男が事件に関与した可能性が高くなり、男の自宅など立ち寄り先を調べた結果、男が所有する乗用車に事故の痕跡を発見。任意での取り調べを行っていたところ、故意に追突したことを大筋で認めたため、同日午後までに逮捕している。

調べに対して男は「目前で蛇行運転されるなどしたため、自分の進路を妨害されていると思った。腹が立って“どかしてやろう”と思っただけ」などと話しているという。

《石田真一》

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