3日、茨城県日立市内の県道で、対向車線側に逸脱した軽自動車が、ライトバンと正面衝突するという事故が起きた。この事故で軽自動車は右側部分が大破し、運転していた17歳の少年が全身を強く打って死亡している。
茨城県警・日立署によると、事故が起きたのは3日の午前7時25分ごろ。日立市入四間町付近の県道で、軽自動車がカーブを曲がりきれずに対向車線側に逸脱し、対向車線を走っていた62歳男性が運転するライトバンと衝突した。
この事故で軽自動車は大破し、運転していた若い男性が全身を強く打って間もなく死亡。助手席に乗っていた19歳の女性も軽傷を負った。ライトバンを運転していた男性も左手首の骨を折る全治2カ月程度の重傷を負っている。
死亡した少年の身元は当初判明していなかったが、所持していた携帯電話などから17歳の少年であることが判明している。
軽自動車は女性の家族が所有し、普段はこの女性が通勤などに使用していた。女性は事故直後、死亡した男性の身元について「知らない」と証言。後の調べで死亡した少年とは携帯電話の出会い系サイトで知り合い、2日夜に初めて会って一緒に遊んでいたことが判明した。
少年は女性に対して「20歳だ」などと話しており、クルマの運転も率先して行っていたことから無免許だとは思わなかったと供述している。
警察では死亡した少年を被疑者死亡のまま、業務上過失傷害と道路交通法違反容疑で書類送検する方針だ。