進路が無くなった! パトカーに追われて路外に逸脱

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3日、北海道上磯町内の町道で、信号無視を行ったとしてパトカーに追跡されていたRVが路外に逸脱して横転する事故が起きた。乗っていた男性2人は横転の衝撃で車外に放出され、2人とも全身を強打する重傷を負っている。

北海道警・函館中央署によると、事故が起きたのは3日の午前1時15分ごろ。上磯町追分付近の町道をパトロールしていたパトカーが、信号無視を行って走行しているRVを発見。停止するように命じた。

しかし、RVはこれを無視して逃走を開始。パトカーも赤色灯とサイレンを使用して追走したが、RVはパトカーを振り切ろうと100km/hを超える猛スピードで走り続けた。

パトカーに乗っていた2人の警察官は、町道の道幅が狭く、高速度での走行に危険な箇所もあることから追跡を断念。速度を緩め逃走ルートをなぞって走っていたところ、路外に逸脱しているRVを発見した。

RVは路外に転落した弾みで大破し、乗っていた20歳の男性2人が車外に投げ出されていた。2人は近くの病院に収容されたが、全身を強く打っており、全治2−3カ月の重傷を負った。

現場にブレーキ痕が確認できなかったことから、警察では猛スピードで走行している際に運転を誤り、路外に逸脱したものとみて、2人の回復を待って詳しく事情を聞くとともに、どちらが運転していたのかについても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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