サイドブレーキが甘かった? トラックが農作業中の男性を襲う

自動車 社会 社会

1日、福島県安達町内の水田で、農作業を行っていた54歳の男性が普通トラックの下敷きになり、死亡する事故が起きた。警察ではサイドブレーキがよく効いておらず、下り坂で滑走したことが事故の原因ではないかとみている。

福島県警・二本松署によると、事故が起きたのは1日の午後3時ころから7時ごろに掛けての間とみられる。同日の午後7時30分ごろ、「安達町上川崎付近の水田で男性がトラックの下敷きになって意識がない」という通報が消防に寄せられた。

消防隊員が現場に掛けつけた際、水田に2トントラックが車体を突っ込み、その下敷きになる形で54歳の男性が倒れていた。男性は救出され、近くの病院に搬送されたが、病院内で死亡が確認された。死因は胸部圧迫による窒息とみられている。

現場は水田の中で、男性は午後3時ごろに「水田で草を刈ってくる」と家人に告げて家を出た。トラックはこの男性が所有する水田脇のあぜ道に駐車されたとみられるが、傾斜地から滑り落ちたらしい。トラックのサイドブレーキは掛かっており、ギアはニュートラル位置だった。

警察ではサイドブレーキの掛け方が甘く、自重を支えきれずに滑走。男性の背後から突っ込んだものとみている。ただし、それが何時ごろだったのかについては現時点ではわかっておらず、司法解剖を行い、死亡推定時刻を特定する方針だという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース