クラリオンが3日発表した2004年度第1四半期(4−6月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.0%減の422億円となったものの、原材料費などの原価低減が寄与し、営業利益は15.7%増の20億4400万円と大幅増益を確保した。
売上高はカーナビゲーションとカーオーディオの販売価格下落のほか、トラックの新車販売減少による影響で伸び悩んだ。しかし、原価低減のほかカーオーディオの中国生産拡充も効いて利益を押し上げた。
純利益は21.4%増の9億0700万円だった。通期の予想は5月発表時点の営業利益90億円、純利益30億円などを据え置いている。