トラック強引、バイクと衝突しても「気がつかなかった」

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神奈川県警は1日、7月30日深夜に神奈川県川崎市内で死亡事故を起こし、現場から逃走していた51歳のトラック運転手の男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。男は容疑を否認しているという。

神奈川県警・幸署によると、事故は7月30日深夜に発生している。同日の午後11時20分ごろ、川崎市幸区東古市場付近の県道で、バイクが転倒し、運転していたとみられる男性が路上に投げ出されているのを、現場を通り掛かったクルマのドライバーが発見、警察に届け出た。

男性は近くの病院に運ばれたが、全身を強打しており、間もなく死亡した。

現場には対向車線側から、大型車のものと思われるブレーキ痕が残されており、バイクにも正面衝突した際に生じるような痕跡が残されていた。これらのことから、警察では対向車線からセンターラインを越えて逸脱したきたクルマが、男性のバイクと衝突したものとみて、目撃情報を基に調べを進めてきた。

その結果、現場付近で追い越しを行おうとしたり、速度の遅いクルマを煽り立てるようにして走っていた大型トラックがいたことがわかり、調べを進めた結果、このトラックに衝突痕を発見したため、運転していた51歳の男を逮捕した。

男は取り調べに対して「衝突したことには気づかなかった」と供述し、容疑を全面的に否認しているが、警察では「気づかなかったといえるようなレベルではない」として、この男を厳しく追及し、事故の経緯を調べる方針だ。

《石田真一》

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